オキナワテイカカズラ開花確認(’24/4月下旬)
目次
概要
’24/4月下旬、
オキナワテイカカズラの開花を確認。
(キョウチクトウ・広域分布種)
つる性低木ゆえ、
樹木に絡みついたり、岩場に広がっていたりする。
開花を初めに見たのは三日月山付近の崖地。
そういう場所では、
1個体で広がっているのか、複数個体なのか
個体の区別がつけられない。
本種は和名に沖縄とつく。
しかし、持ち込まれた外来種ではない。
かつては固有種とされた時期もあるぐらいだが、
現在は広域分布種となっている。
3つの区分
固有種と広域分布種を自生種という。
固有種・広域分布種・外来種の3つの区分は、
調査や知見により、変わることがある。
小笠原は1830年からが定住の歴史なので、
そのころ以降に定着したものは外来種。
日本人が移住を始めたのが明治以降で
そのころから特に多くが持ち込まれている。
ただし、調査研究は定住以降が主なので、
外来種か自生種かの区物が難しいものもある。
現地の様子
三日月山の崖地に群生してのびる様子
開花部分
開花部分
花冠は乳白色5裂
裂片は少しねじれ、プロペラのような形
おしべ・めしべはほとんど見えないが、
筒部の中でおしべ5、めしべ1
葉は対生
表面はツヤツヤしていて、濃いめの緑
見るには?
山地の方の道路沿いや明るい林縁などで、
つる性ゆえに他の樹木にからみつつ生えている。
ただし、
花期以外は見つけにくいかもしれない。
おもに森歩きのツアーでご紹介する。
興味のある方はリクエストいただきたい。
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