小笠原マルベリー

父島に残る2つの海軍電波探信儀


 

父島に残る2つの海軍電波探信儀

 

 

概要

 

父島には2つの海軍電波探信儀(電探)が残っています。

電波探信儀(電探)は今でいえば、レーダーのことです。

残っているのは、台座部分だけですが・・・

 

場所はどちらも観光ルートになっているところです。

1つは中央山山頂で、都の歩道です。

もう1つは村民の森終点の展望地で、指定ルートで入林パスが必要なルートです。

 

資料(小笠原村戦跡調査報告書)などによると、

中央山のものは二式一号一型(通称11号)のようです。

もう1つも同じ形なので、同様かと思います。

 

日本海軍の陸上用レーダー(Japanese Navy Radar) (big.or.jp)

 

二式とは、皇紀2062年式なので、昭和17年(1942年)に制定された型式です。

一号は陸上見張用です。一型は型式のこと。

 

 

 

設置場所

 

中央山と村民の森終点の2箇所です。

 

中央山  道路から歩いて10分

 

中央山全景

 

中央山園地ルート・・父島最高峰と地球の丸さを体験

 

村民の森終点   道路から歩いて20分

 

夜明平(村民の森・ムスタング・ノボタン)ルート紹介

 

 

 

陸軍のもの

 

陸軍の電波警戒機乙も山中に残っています。

 

陸軍衝立山対空監視哨・電波警戒機乙

 

こちらは千尋岩コースの途中にあり、

かなり遠いので、戦跡ツアーでは行きません。

 

千尋岩(ハートロック)コース

 

 

ツアーでは

 

中央山は自由に歩けます。景観ツアーあるいは森歩きで訪れます。

村民の森は森歩きで訪れます。

 

森歩き

 

自然景観(島内観光)ツアー

 

 

戦跡ツアーではほとんど訪れていませので、

希望があればリクエストしてください。

 

戦跡ツアー

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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