小笠原マルベリー

シマモチ開花確認(’23/3月中旬)


 

 

概要

 

’23/3月中旬、

シマモチ(モチノキ科・固有種)開花を確認。

 

夜明・湾岸道路での自生植物(33)シマモチ

 

昨年も同じような時期に開花を見ている。

 

チチジマイチゴ、センダン、シマモチ開花中(’22/3月下旬)

 

本種は雌雄異株。

 

開花を見たところは複数本が生えていて、

雌雄の株ともあった。

 

ということで、

いっぺんに雌雄の花を確認した。

雌雄は

めしべのふくらみの違いで比べればわかりやすい

 

見たのは三日月山の歩道沿い。

 

三日月山展望台ルート・・ダイナミックな地形と展望

 

 

 

 

 

 

実際の様子

 

 

三日月山歩道沿いの個体

 

小高木ぐらいのサイズ

 

 

雄株の花(雄花)

 

花は前年枝に数個ずつ束生する

 

雄株の花

 

雌株の花より花数が多い

 

雄株の花

 

花はこぶりで白(乳白色)4弁、おしべ4,めしべ1

雄花は咲いてすぐだと

おしべ4にしっかり花粉がついている

めしべは小さく退化している

 

 

雌株の花(雌花)

 

花は前年枝に数個ずつ束生する

 

 

雌株の花

 

花数は雄花に比べてやや少なく感じる

 

雌株の花

 

花はこぶりで白(乳白色)4弁、おしべ4,めしべ1

めしべが大きく膨らんでいる

おしべはそれなりにあります。

花粉はあまりないように見える

 

 

葉の付き方はは互生、

葉は肉厚で、卵-楕円形、縁にわずかに鈍鋸歯

葉柄は赤味を帯びる

 

 

 

 

 

 

見るには?

 

低木林や林縁などで見られる。

自由に歩ける歩道沿いでも見られる。

 

おもに森歩きツアーで、

花が咲いていれば紹介する。

 

花のない時期はほとんど紹介していない。

 

森歩き

 

 

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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