「街道をゆく15 北海道の諸道」(司馬遼太郎)
目次
概要
単行本1981年(文庫新装版1985年)発行、
「街道をゆく15 北海道の諸道」(司馬遼太郎)。
朝日新聞出版 最新刊行物:文庫:街道をゆく 15 新装版 (asahi.com)
北海道の諸道とはいっても全域ではない。
2/3ほどが道南、函館から松前・江差、
1/3が札幌から厚田、新十津川、陸別である。
僕は大学時代に札幌に住んでいた。
そのため、
北海道はとても興味がある地域であり、
行ったことのある場所もそれなりにある。
内容
道南では
松前藩の時代、高田屋嘉平、開陽丸のこと。
函館といういい場所がありながらも、
アイヌへの脅威のため、松前にこもっていたということ。
この開陽丸が沈んでいなければ
榎本武揚の戦いも違っていたでしょうね。
高田屋嘉平は淡路島の人。
淡路島、函館にそれぞれ記念館がある。
札幌から先では、
札幌の開拓時代、十津川からの移住、屯田兵、
関寛斎のことなど。
北海道の冬は極寒に近い。
江戸時代から明治の開拓時代の家は
すさまじく貧弱であった。
寒さに耐えられうるものではなかった。
それに耐えて生きのびた人の生命力のすごさを感じる。
参考
司馬遼太郎 | 小笠原マルベリー (ogasawara-mulberry.net)
前の記事へ
次の記事へ