小笠原マルベリー

「20世紀遺跡 帝国の記憶を歩く」(栗原俊雄)


 

 

目次

概要

 

2012年発行、

「20世紀遺跡 帝国の記憶を歩く」(栗原俊雄)。

「20世紀遺跡 帝国の記憶を歩く」栗原俊雄 [

栗原俊雄 – Wikipedia

本書は、毎日新聞で、

月一連載の「20世紀遺産 近現代史をめぐる」から、

22編を選び、加筆再構成したもの。

新20世紀遺跡 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

10編目がが2編分となっているので、

本書では21編立てとなっている。

 

4編では

小笠原村・硫黄島が取り上げられている。

 

硫黄島・南鳥島

 

著者は遺骨収集事業に参加した経験もあり、

そのことも盛り込まれている。

 

タイトルの一部に帝国の記憶とある通り、

本は戦前の出来事が取り上げられています。

 

取り上げられているのは、

どうしても戦争・軍隊がらみが主です。

 

まったく戦争に絡まないのは

20編の南海ホークス-ミナミ・大阪球場くらいだろうか。

 

本書の続編はあるのだろうか?

 

 

 

 

 

目次

 

帝国臣民たちの墓標―東京・仮埋葬地

生きている戦艦―北九州・軍艦防波堤

 

北九州市若松区軍艦防波堤(’22年再訪)

 

帰還-舞鶴引揚桟橋

 

京都府舞鶴旧海軍関連施設(2015年訪問・再編集版)

 

国と骨-東京都小笠原・硫黄島

 

村主催硫黄島訪島事業で上陸した硫黄島(2007年・再編集版)

 

震災と竹槍-愛知・東南海~三河地震

 

日本史のなかの造船―三浦半島・浦賀ドック

翳りゆく漆黒―福岡県飯塚・ボタ山 

朝鮮人たちの墓標-京都府丹波・マンガン鉱山跡

未完の蜂起-秋田県大館・花岡事件

 

幻のアメリカ―渋谷・ワシントンハイツ、横浜・根岸競馬場

帝国の科学者たち―川崎市・登戸研究所

原爆のレッスン-大阪/愛知・パンプキン爆弾投下地

大陸と帝国-大連/旅順・侵略と崩壊の道標

 

落語と国策―東京都台東区・はなし塚

今も心に流れる…―渋谷・春の小川

「耳」の愉しみ-関西・ラジオ塔

皇紀の蔵、夢想する塔-長野・文化柱、宮崎・八紘一宇の塔

 

宮崎市平和台公園「平和の塔」(2017訪問・再編集)

 

牛車と零戦―岐阜・各務原飛行場

帝国の叛徒たち―富山県魚津・米騒動

南海ホークス!-ミナミ・大阪球場

生き抜く力-和歌山県美浜町・アメリカ村

 

 

 

 

著者

 

著者・栗原敏雄氏は

現役の毎日新聞社学芸部記者である。

 

2013年12月、

小笠原高校に講演のため来島された。

その時に戦跡をガイドした経緯がある。

 

「特攻-戦争と日本人」(栗原俊雄)

 

「硫黄島に眠る戦没者」(栗原俊雄)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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