『父島「僕の軍隊時代」』(川波静香)
目次
概要
2012年発行、
『父島「僕の軍隊時代」 ある兵士の手記をもとに』
(川波静香)。
NPO法人日本自費出版ネットワーク (jsjapan.net)
発行当時、
この本の著者は父島在住であった。
第1部は、
父島の戦跡にまつわる4編の短いエッセイ。
第2部はこの本のタイトルともなっている、
「僕の軍隊時代」という手記。
この手記の原文は、
昭和17年4月から21年3月まで、
父島で軍隊生活をした吉岡健児氏によるもの。
当時の様子がいろいろとわかる。
硫黄島から伝わる情報や、
捕虜惨殺(小笠原事件)のことなども、書かれている。
吉岡氏がこの文章を書き終えたのは
1996年のこと。
しかし、1987年には、
一部は出来上がっていたとのこと。
著者は、
村の資料室(教育委員会?)でこの手記を見つけた。
その後、吉岡氏と連絡を取り、
本書となったとのこと。
目次
はじめに
第一部 戦争の残る島
4篇の短いエッセイ
第二部 一冊の手記
1 手記との出会い
2 「僕の軍隊時代」
まえがき
一 父島重砲兵連隊へ赴任
二 戦雲 急を告ぐ
三 戦闘の父島(初期)
四 戦闘の父島(中期)
五 戦闘の父島(末期)
六 終戦
七 残留の記
あとがき
この本を書き終えて
謝辞
参考:亀田五三二氏の日誌
ちなみに僕のサイトにも、
ある工兵だった方の手記を載せている。
この方は亀田五三二氏で、
昭和16年9月に工兵として父島に着任。
18年5月以降は硫黄島へ。
のち硫黄島で戦死されたそうです。
参考:父島の戦跡
参考:著者の作品
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