小笠原マルベリー

「日米地位協定」(山本章子)


 

 

概要

 

2019年発行、

「日米地位協定」(山本章子)。

日米地位協定 -山本章子 著|新書|中央公論新社 (chuko.co.jp)

 

外務省のサイトでは、

日米地位協定についてのQ&Aがある。

公式見解はそういうことであろう。

日米地位協定Q&A|外務省 (mofa.go.jp)

 

本書は、

日米地位協定の経緯、実態、問題点などを

浮き彫りにしている。

 

事実関係が細かく書かれているので、

やや読みづらくなるところもあるかと思う。

 

端的に言うと、

未だに米軍は日本で好き放題できるということ。

 

日本人としては、

何とか、実のある改定してほしいと思う。

 

しかし、よっぽど本腰を入れない限り、

今後も、実のある改定は難しそうだ。

他国での改定の実情を知る限りは、

相当の抵抗がある。

覚悟ある政治家の出現を望むしかない。

 

 

 

 

目次

 

はじめに

第1章 

占領から日米安保体制へ―駐軍協定

 

第2章 

60年安保改定と日米地位協定締結―非公表の合意議事録

 

第3章 

ヴェトナム戦争下の米軍問題―続発する墜落事故、騒音訴訟

 

第4章 

沖縄返還と膨大な米軍基地―密室のなかの五・一五メモ

 

第5章 

「思いやり予算」の膨張―「援助」の拡大解釈

 

第6章 

冷戦以後の独伊の地位協定―国内法適用を求めて

 

第7章 

沖縄基地問題への注目―度重なる事件、政府の迷走

 

終章 

日米地位協定のゆくえ―改定の条件とは

 

あとがき

 

 

 

 

 

参考図書

 

 

「知ってはいけない 隠された日本支配の構造」(矢部宏治)

 

『本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」』(前泊博盛編著)

 

 

 

 

参考:硫黄島と日米地位協定

 

 

小笠原村は

返還後米軍は撤退した。

 

しかし、硫黄島では、

いまだに米軍の訓練が実施されている。

 

これも、日米地位協定で、

米軍の使用区域があるからだ。

名称は硫黄島通信所だが、

滑走路はすべてこれに含まれる。

硫黄島通信所 – Wikipedia

 

「硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ」(酒井聡平)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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