小笠原マルベリー

ナガバキブシ開花確認(’25/2月初旬)


 

 

概要

 

’25/2月初旬、

ナガバキブシ(キブシ科・固有種)開花確認。

 

 

「種の保存法」指定のナガバキブシ花

 

前年は、

年を越す前の12月に開花を確認していた。

雌雄株とも開花を確認した。

 

ナガバキブシ開花確認(’23/12月末)

 

そう考えると、

今年の開花は少し遅いのだろう。

 

毎年、開花確認していると、

開花のタイミングはやや変動があるようだ。

 

本種は雌雄異株で

雄株・雌株・両生株がある。

 

現在、東平のルート沿いで見られる個体は、

開花しなさそうである。

ただし、

村民の森のルート沿いにの植栽株は開花している。

 

ナガバキブシは種の保存法に指定され、

個体数が少ないのは知られている。

さらに、枯死も目立ち衰退が著しい。

 

 

 

 

 

 

開花の様子

 

 

 

雌株

 

雌株の開花個体(野生株)

 

開花している花序

 

花弁は淡黄緑色

花弁4、おしべは8、めしべは1

ただし、雌株のおしべは退化している

 

 

 

雄株(両性株)

 

 

雄株(両性株)の開花個体(植栽株)

 

開花している花序

 

花弁は淡黄緑色

花弁4、おしべは8、めしべは1

 

 

 

 

 

 

見るには

 

野生株は東平で、ごくわずかに見られる。

なお、

その株(雄株)は今年の開花はなさそう。

 

東平&初寝山(森歩き)

 

植栽株でよければ、

村民の森でも開花が見られる。

 

夜明平(村民の森・ムスタング・ノボタン)ルート紹介

 

どちらのルーとも入林パスが必要なルート。

観光の方はガイドツアーで。

 

森歩きツアーでどちらも訪れることができる。

 

森歩き

 

また、

大神山公園ノヤシ橋の植栽株も開花が見られる。

こちらは自由に見られるが、

間近で見るのは難しい。

 

大神山(大神山公園と大神山神社)

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    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

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