父島に残る陸軍四一式山砲2門
目次
概要
僕が確認した限り、
父島には四一式山砲は2門残っています。
夜明山と中央山とに1門ずつです。
どちらも山の上の方にあるので、上陸戦で、
ふもとの方に撃つような配備だったのでしょう。
ただし、ふもとの浜まで見下ろせるような、
見通しのいい場所ではありません。
それ以外の場所では、
まったくこの山砲の情報もありません。
返還当時は
父島基地分遣隊のあたりにあったそうです。、
それは、
館山に運ばれたというのを聞いたことがあります。
(事実かどうかも分かりません)
似たものとしては、
三八式野砲が残るところはあります。
夜明山
夜明山は戦跡ツアーで定番の場所にあり、
格納庫と思われる程度の小さな壕に残っています。
表側から見ると、
車輪以外は原型に近い状態です。
壕の奥は左に曲がって、数mで行き止まりです。
人と比べるとコンパクトなのがよく分かりますね。
入口側から
内部から
防楯の後ろから見ると、砲身は破壊されています
中央山
中央山山頂から下の南側斜面にあります。
現在は、道らしいものがないので、
行くのは困難です。
場所もわかりにくいです。
この壕の開口部は、
出入口と山砲の銃眼とがあります。
山砲は車輪が破壊されています。
見るには
夜明山はツアーで行けます。
(道路から10分程度)
中央山は道からかなりそれて、
足場も悪いので、ガイド不可です。
参考
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