コヘラナレンの開花・・・ネットの中で
目次
概要
’20/11月初旬、
コヘラナレン(キク科・固有種)が花期を迎えています。
旭山南峰に至るルート沿いには
コヘラナレンの自生地があります。
ヤギやネズミの食害で激減しました。
分布は父島と兄島のみで、個体数はかなり少ないです。
父島の分布は、確実なのは、このルート沿いです。
僕は他の自生地を知りません。
和名
コヘラナレンは「小箆ナレン(菜連)」です。
コヘラナレンは
小さいヘラナレンという意味です。
ヘラナレンは
小笠原自生で木本化したキク科固有種です。
コヘラナレンは草本です。
ヘラ(箆)は葉の形から来ていると思われますが、
ナレンの意味が不明です。
ネットで囲われて
ヤギの食害を防ぐため、
2ヵ所でネットで囲われています。
この中に何個体あるのか、正確な数は分かりませんが、
せいぜい10-20ぐらいです。
ネットに近づくと、
数個体で花をつけていました。
しかし、これでは花の写真を撮ろうにも、
ネットが邪魔ましてうまくは撮れません。
花の写真は兄島で撮ったものを紹介します。
花序の先に頭花を複数つけます。
一見、5弁花のようですが、
キク科なので、そうではありません。
1つの頭花には5(5-7)の舌状花をつけます。
1つの舌状花は、花弁のような部分と、
1つのおしべ・めしべが一体になった棒状のものとが1対です。
ツアーでは
旭山南峰ルート沿いにあります。
そちらはあまり行かないのですが、
リクエストいただければ行きます。
分岐からすぐなので、
旭山の途中で寄り道もできます。
旭山は森歩きツアーで訪れます。
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