西島植生回復ボランティア(’21/2/23)
目次
概要
’21/2/23、
NPO主催、西島植生回復ボランティに参加しました。
作業箇所は西島の南西部で、
外来種トクサバモクマオウの駆除作業をしました。
駆除方法は
ドリルで穴を開けて、
そこに除草剤を(ラウンドアップ)を注入するものです。
小径木は鋸で切って、
切り口に除草剤を塗布しました。
この島は観光利用がないので、
薬剤で枯死させて、立ち枯れさせます。
(人の利用があるところでの立ち枯れは、
倒木・落枝の危険があります)
作業後は南西部の尾根に上り、
昼食を鳥ながら、景観を楽しみました。
なお西島は観光利用はできませんので、
こういう機会でもないと上陸チャンスはありません。
実際の様子
上陸地
上陸地から見た南西部尾根
モクマオウ林の作業箇所
作業風景。
ドリルで穴を開けて、ラウンドアップの注入
南西部尾根に行く途中の崖地
南西部の尾根
草地で、尾根の樹木は植栽木
西島南西部の尾根上の三角点。標高100m。
尾根からの父島
植栽木 ほとんどテリハボク
コウライシバ地に生える、
オガサワラアザミ、ツルワダン、オオハマボッスなどの固有種。
植栽などについて
外来種を駆除したあとの在来種植栽について、
樹種の選定はきちんとした原理・原則がありません。
やはり環境に合わせて、
本来の植生にあうものを選定すべきです。
父島でいうと、
海岸付近、山地(高木性、低木性、岩場、草地)などと、
大きく5つの分類ができます。
植栽樹種選定マニュアルのようなものをつくり、
それにあわせて植栽していくといいのではと考えます。
さらに遺伝的なことも考えて、
極力、そのエリアの果実・種を用いることですね。
由来の分からない果実・種は利用不可です。
また原生時代の植生がどうであったかも
過去の資料からなるべく推定することも大事です。
参考
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