陸軍高山観測所
目次
概要
高山山頂直下にある陸軍高山観測所。
1935年(S10)、大村第一砲台の観測所として、
他の場所(三日月山)から移設されたものです。
コンクリート製で、今でも、しっかりとしています。
入口は東側にあります。
開口部(観測場所)正面は南西部を向き、
扇状の形状で父島の西側が一望です。
現状、高山山頂まではルートになっています。
しかし、すぐ脇にあるこの施設は、
見学できるよう配慮・整備されていません。
そのままでも、特に危険も感じられないので、
説明板つけて見学できるようにするといいと思います。
なお、大村第一砲台の観測所は巽崎にも残っています。
ここも観光では行くことができません。
現場の様子
外観
上は山頂の展望地
入口手前の通路
入口 鉄扉
内部から入口・通路方面
観測室 開口部だけ扇状の形状
観測機台座と室内 奥は入口
開口部 南西部の南島が正面
<動画:観測所からの展望>
訪れるには
この場所は高山山頂そばです。
自由に歩けるルート沿いにあります。
小港から徒歩2時間程度かかります。
(徒歩でしか行けません)
戦跡ツアーで行くことはまずありません。
ジョンビーチツアーで訪れることは可能ですが、
催行はごくわずかです。
小笠原支庁への要望
小笠原支庁が管理する歩道はいくつかあります。
そして、道沿いには、
危険性もあまりないような戦跡がいくつかあります。
しかし、
戦跡をほとんど省みてくれていません。
ぜひ、説明板をつけて、少し整備してほしいです。
誰でも見学できるようにしていただきたいものです。
希望としては
この高山観測所、長崎照空灯、中央山電波探信儀台座、
宮之浜・釣浜震洋隊格納庫壕などです。
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