小笠原マルベリー

愛媛県佐田岬穹窖砲台<第3・第4砲台>(2020年11月訪問)


 

愛媛県佐田岬穹窖砲台<第3・第4砲台>(2020年11月訪問)

 

 

概要

 

2020年11月、

愛媛県佐田岬穹窖砲台(第3・第4砲台)を訪ねました。

*穹窖(きゅうこう)とは

 半円形のあなぐらという意味で、洞窟と同じ意味合いです

 

ここは豊予要塞の砲台の1つです。

この2つの砲台は戦争末期に建設されたものです。

どちらも銃眼が2ヶ所あり、

三八式十二糎榴弾砲が設置されていました。

 

現在、御籠島にある第4砲台が整備されて、

見学可能です。

灯台下の第3砲台は銃眼を遠望するだけです。

 

より古い第1・第2砲台跡もあるようですが、

こちらは整備されておらず、今回は探索もしませんでした。

 

歴史的遺産・文化財等 | 観る・遊ぶ | 愛媛県伊方町観光サイト 

佐田岬砲台 – Wikipedia

 

 

 

 

第4砲台

 

銃眼遠望

 

整備された入口

 

整備された内部通路

 

レプリカの十二糎榴弾砲 全景

同 近景

 

壕内部の小部屋・・砲側弾薬庫か?

 

銃眼 

 

 

第3砲台

 

入口不明、銃眼遠望のみ

 

 

 

探照灯

 

椿山展望台すぐそばにある探照灯格納庫

 

同探照灯格納庫

 

周回路

 

その他

砲台付属施設 用途不明

 

灯台下第3砲台建設時に

事故で亡くなった方を慰霊する忠魂碑だそうです。

 

 

 

 

豊予要塞

 

豊予要塞は

父島要塞、奄美要塞と同時期に要塞建設が決まった場所です。

豊予要塞 – Wikipedia

 

大分側の戦跡はいくつか見ていますが、

愛媛側は初めて訪ねました。

 

大分県佐伯市豊予要塞丹賀砲台(2017年訪問・再編集版)

 

大分県佐伯市陸軍鶴御崎砲台・海軍聴測隊(2017年訪問・再編集版)

 

豊予要塞大分県大分市関崎砲台(’18年訪問・再編集版)

 

大分県佐伯市海軍仙崎海面砲台(’17年訪問・再編集版)

 

 

 

 

 

 

小笠原に残る三八式十二糎榴弾砲

 

父島には巽谷砲台に破壊された同榴弾砲が残っています。

 

朝立岩付近にある戦争末期の巽谷砲台

 

桑ノ木山の砲台跡でわずかな残骸から同榴弾砲の可能性も

 

 

上記2つの砲台は戦跡ツアーで紹介するのは難しいです。

巽谷は遠いため、桑ノ木山はルートからそれ、足場が悪いためです。

巽谷は千尋岩コースの近くにありますので、そのツアーで寄ることは可能です。

 

千尋岩(ハートロック)コース

 

 

 

参考

 

 

 

メールでのお問い合わせはこちら

メールでのお問い合わせ

マルベリーでは、山歩き(千尋岩)、森歩き、戦跡ツアー、スター&ナイトツアー、サンセット・ナイト、歴史ツアーなどを開催しております。

    は必須項目です。必ずご記入ください。

    お名前

    ふりがな

    メールアドレス

    ご住所


    お電話番号

    お問合せ内容

    個人情報の取り扱い

    個人情報保護方針に同意し、送信する

    この記事を書いた人

    吉井 信秋

    大阪市旭区生まれ。 茨城県立水戸一高で硬式野球部所属。 北海道大学農学部林産学科(現・森林科学科)卒業。 某企業に就職、栃木県鹿沼市の研究所に配属される。 数年後、異動により東京勤務。さらに数年後、依願退職。 その後、小笠原・父島に移住。 島でいくつかの仕事を経験後、2000年独立開業。 小笠原で山歩き、森歩き、戦跡などの陸域専門ガイドを勤める。

    この著者の記事一覧

    コメントは受け付けていません。


    関連記事RELATED ARTICLE

    PAGE TOP