陸軍高射砲隊洞窟陣地(夜明山)・・八八式七糎野戦高射砲
目次
概要
夜明山には
高射砲隊の洞窟陣地が2つ残っています。
もともとは
防空砲台として露天で据えていたものです。
それぞれの陣地には高射砲も現存。
型式は八八式七糎野戦高射砲です。
南の陣地は1門(原型に近い)、
北の陣地は2門(かなり破壊)あります。
どちらの陣地も、
狙いは西向きで二見湾内と考えられます。
それぞれの洞窟陣地内には
貯水槽の他、生活必需品(瓶や飯ごう)の残骸、
高射砲のタイヤなども残ります。
南陣地
南陣地は高射砲1門、貯水槽1、出入り口2ヵ所など。
軍道から続く入り口、外側が崩落して崩れている
内部の貯水槽
高射砲
同上 前方から
刻印
上は 八八式七糎野戦高射砲 下は 昭和十六年製
信管測合機
砲架の脚 後ろ側2本
砲架の脚 折りたたんだ前側2本
砲のすぐそばにあるはずされたタイヤ
銃眼 現在、前方は樹林で見通しなし
見張り口(裏口)
展望
陣地そばのレールとトロッコ車輪
洞窟構築の際、使用したと思われます
北陣地
北陣地は高射砲2門、
貯水槽2、出入り口4ヵ所、監視のトーチカなど。
水につかった高射砲
別な高射砲
はずされたタイヤ4綸分
壕の上のある監視のトーチカ
トーチカの上の慰霊碑
慰霊碑
第百九師団高射砲隊戦没者
夜明会
昭和四拾六年五月(46年5月)
扉の残る出入り口
出入り口付近の銃眼
防空砲台周辺
高射砲は昭和16年(1941)、
このエリアの防空砲台に設置されました。
昭和19年(1944)秋以降に、
洞窟陣地に移設されました。
防空砲台 4つ残る
発電機室
調理小屋があった場所のかまど
貯水槽
見るには
ここは戦跡ツアー、
一日コースは定番です。
半日コースは一部になることもあります。
半日コースで、
じっくりみたい場合はリクエスト下さい。
参考
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