マルベリーが読んだ本や報告書などの紹介
(画像クリックできるものは追加情報あり)
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「小笠原島ゆかりの人々」(田畑道夫)
1993年発行、「小笠原島ゆかりの人々」(田畑道夫)
発行者は小笠原村教育委員会発行。
全体で400ページ近くある。
小笠原諸島発見四百年記念、
小笠原諸島返還見二十五周年記念である。
当時、島内では全戸配布された。
小笠原の歴史を知るには
この本も一読をおすすめする。 -
「小笠原諸島歴史日記 上・中・下巻」(辻友衛)
1995年発行、
「小笠原諸島歴史日記 上・中・下巻」(辻友衛)。
本書は、年代順に、上・中・下の3巻に分かれている。
上巻:1543-1945、中巻:1946-1980、下巻:1981-1994。
各巻とも450ページ前後で分量は多い。 -
「寫眞帳 小笠原 発見から戦前まで」(編者・倉田洋二)
1983年発行、
「寫眞帳 小笠原 発見から戦前まで」(編者・倉田洋二)
本書は、タイトルの通りで、
小笠原の写真が中心の図書。
そこに適宜キャプションや解説がある。
編者が集めた800枚近い -
「歴史の語る小笠原」(大熊良一)
1966年発行、
「歴史の語る小笠原島」(大熊良一)。
本書では、
発見伝承から明治時代ぐらいまでの歴史が語られている。
本文のよりどころになった一次資料の注釈も、
かなり多く記載されている。
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千島小笠原島史考(大熊良一)
1969年発行、
千島小笠原島史考(大熊良一)。
後半の2章が小笠原についてである。
江戸時代、
2回の幕府による探検調査が行われている。
その2つの調査に的を絞って、章立てて記載。 -
「幕末の小笠原」
1997年発行、
「幕末の小笠原」(田中弘之)。
タイトルの通り、
幕末の小笠原に多くのページが割かれる。
前後の章を含めると、
発見から米軍返還までの通史ともなっている。 -
小笠原クロニクル
2005年発行
「小笠原クロニクル」(山口遼子)。
第1章が簡単な通史。
重点としては、明治以降。
2章以降は、
明治以降で、ほぼオーラルヒストリー。 -
「南進」する人びとの近現代史(後藤乾一)
2019年8月発行、
『「南進」する人びとの近現代史
小笠原諸島・沖縄・インドネシア 』( 後藤乾一)。
戦前、南進した5人の人物に焦点が当てられている。
南進先は小笠原諸島・沖縄・インドネシアなど。
全5章のうち、4章が小笠原がらみ。
1章、ジョン万次郎・平野廉蔵、2章、鍋島喜八郎、
3章、服部徹、5章、勢理客文吉。 -
「近代日本と小笠原諸島」(石原俊)
2007年発行、
「近代日本と小笠原諸島」(石原俊)。
本書は著者の博士論文をベースに、
大幅加筆・修正を経たもの。
本文は10章に渡り、400ページを超える。
最初に住み着いた外国からの移住者に照準を絞り、
彼らが、世界市場・国家・法との関係の中で、
どのように生き延びてきたかを考察していく。 -
「〈群島〉の歴史社会学」(石原俊)
2013年12月発行、
「〈群島〉の歴史社会学」(石原俊)、
本書は、
世界の歴史を考えつつ、間太平洋に視点を置き、
小笠原諸島・硫黄島に焦点を当てている。
小笠原での歴史的な区分ごとに考察されている。 -
「ペリー艦隊日本遠征記 上・下」(オフィス宮崎 編訳)
2009年発行、
「ペリー艦隊日本遠征記 上・下」(オフィス宮崎 編訳)。
ペリーとは、言わずと知れたペリー提督のこと。
遠征記は、1852/11/24ノーフォークを出るところから、
1855/4/24ニューヨーク到着まで。
かなり読みごたえがある。
小笠原関連は
「第10章 ボニン(小笠原)諸島の踏査」、
「第15章 三度目の琉球訪問」、
「第16章 中国海域のペリー艦隊」など。 -
「ペリーとともに」(フレデリック・トラウトマン)
2018年7月発行、
「ペリーとともに」(フレデリック・トラウトマン)。
原題は、「With Perry to Japan」。
ともにという人物は、
画家のウィリアム・ハイネのこと。
ハイネのドイツ語手記を、
著者がその主要な部分を英訳したもの。
ハイネは、ペリーの日本遠征に随行した。 -
「小笠原物語」(青野正男)
1978年発行、
「小笠原物語」(青野正男)。
戦前に父島で生まれ、
硫黄島での農業にも従事した人。
本書では
おもに戦前の父島、硫黄島が紹介されている。
あとがきによると、
回顧談、紀行文、解説めいたものということである。 -
「さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記」(井伏鱒二)
1986年発行、
「さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記」(井伏鱒二)。
本書には3編がおさめられている。
「さざなみ軍記」・「ジョン万次郎漂流記」
・「二つの話」。
それぞれ時代も異なり、つながりはない。
「ジョン万次郎漂流記」は中浜万次郎の生涯。
万次郎は小笠原とも縁がある。 -
「感動の日本史」(服部 剛)
2016年発行、
「感動の日本史」(服部剛)。
全11話まであり、1話ごとに完結する。
1話ごとに、
取り上げる人物の足跡、成果を紹介する。
小笠原がらみが2話ある。
小笠原がらみの人物は、
安藤信正・水野忠徳・小野友五郎・寺島宗則、
栗林忠道。 -
「小笠原諸島をめぐる世界史:(松尾龍之介)
2014年発行、
小笠原諸島をめぐる世界史(松尾龍之介)。
本書の主題は
小笠原の歴史と世界史とのかかわり。
小笠原の出来事にからむ、
世界史・日本史が盛り込まれている。
小笠原と
日本・世界とのつながりを感じる構成となっている。 -
「小笠原諸島異国船来航記」(大熊良一)
1985年発行、
「小笠原諸島異国船来航記」(大熊良一)。
本書の対象となっている時期は
1543年からペリー来航期の1850年代ぐらいまで。
1820~1850年代ぐらいまでの外国船来航に
多くのページが割かれている。 -
「多人種もの傑作短篇選」(ジャック・ロンドン)
2011年発行、
「多人種もの傑作短篇選」(ジャック・ロンドン)。
(訳者:辻井栄滋・芳川敏博)
短篇は8篇でなっている。
舞台は小笠原、横浜、ハワイ、タヒチなど。
冒頭の1篇が小笠原・父島のこと。
タイトルは「Bonin Islands」。 -
「辺境のフォークロア」(金子遊)
2015年初版発行、
「辺境のフォークロア」(金子遊)。
辺境のフォークロア(民間伝承)に焦点を当てた書。
各地域の民間伝承と、そこに興味を持った人物とを、
おりまぜながら考察している。
4つの地域が章立てで対象となる。
その地域は、琉球・奄美、樺太・蝦夷・東北、
小笠原、マリアナ・南洋。 -
「サトウハチロー 落第坊主」(サトウハチロー)
1999年発行、
「サトウハチロー 落第坊主」(サトウハチロー)。
もとはR出版 1971年より。
本書は、
詩人として有名なサトウハチローの随筆集である。
随筆では、師や友人のこと、野球のこと、
浅草の思い出などが書かれている。
彼が半年ほど暮らした父島のことも、
少し書かれている。 -
「硫黄島と小笠原をめぐる日米関係」(ロバート・D。エルドリッヂ)
2008年発行、
「硫黄島と小笠原をめぐる日米関係」
本文(注釈含む)は450ページを超える。
序章、1章で
小笠原の概要や大戦までの歴史の概要。
2章から終章までで、
戦時中の状況、占領政策、返還交渉などが、時系列で。
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「核密約から沖縄問題へ 小笠原返還の政治史」 ( 真崎翔)
2017年4月発行、
「核密約から沖縄問題へ 小笠原返還の政治史」( 真崎翔)。
核密約という重いテーマの本。
本文では、かなりの量が割かれていて、
実際には小笠原が主題といえます。
小笠原や沖縄の返還交渉が克明に描かれている。
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「離島と法」(榎澤幸広)
2018年発行、「離島と法」(榎澤幸広)。
サブタイトルは、
「伊豆諸島・小笠原諸島から憲法問題を考える 」。
題材は
伊豆大島独立構想、八丈小島の村民総会、青ヶ島の事例、
八丈小島全村民引揚、小笠原村政審議会など。
東京の島の特殊な事情が分かります。 -
長期滞在者のための小笠原観光ガイド
1998年発行
タイトルの通り、
長期で島にいないとわかりにくいかも?
特に場所については。
小笠原とあるが、父島の情報がほとんど。
父島の自然、歴史、施設、生活関連など、
幅広く網羅されている。
戦跡の情報もわりとある。 -
「ボーダーツーリズム」(岩下明裕 編著)
2017年12月発行、
「ボーダーツーリズム」(岩下明裕 編著)。
国境の地域を取り上げている。
ツアーとしては、国境とその隣国、
あるいは国境の地域だけの両タイプある。
対象のボーダーは、
対馬-釜山、サハリン-稚内、八重山-台湾、小笠原など。
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小笠原戦跡一覧
2003年発行、
「小笠原戦跡一覧」(待島亮)。
小笠原といっても、
対象地は有人島の父島と母島。
ある程度見ごたえのある主要な戦跡が、
一覧となって紹介されている。
1つずつに画像と簡単な紹介が入る。 -
『父島「僕の軍隊時代」』(川波静香)
2012年発行、
『父島「僕の軍隊時代」 ある兵士の手記をもとに』
(川波静香)。
第1部は、
父島の戦跡にまつわる4編の短いエッセイ。
第2部は「僕の軍隊時代」という手記。
原文は、昭和17年4月から21年3月まで、
父島で軍隊生活をした吉岡健児氏によるもの。
当時の様子がいろいろとわかる。
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「狙撃手、前へ!」(瀬戸山玄)
2015年発行、
「狙撃手、前へ!」瀬戸山玄。
サブタイトルは「ある父島移民の戦争」。
父島在住であった、故・横山丈夫氏のこと。
タイトルの「狙撃手、前へ!」は、
彼が軍隊で上官から命じられた言葉。
本書は、横山丈夫氏の生涯のうち、
戦時中に焦点を絞っている。 -
「小笠原兵団の最後」(小笠原戦友会編)
1969年発行、
「小笠原兵団の最後」(小笠原戦友会編)。
編集代表者は堀江芳孝氏。
百九師団父島派遣司令部少佐であった人物。
(硫黄島陥落以降は百九師団司令部)
本文ではHとして登場する。
硫黄島の地上戦は経験はしていない。
堀江氏の小笠原に着任(1944/7月)以降の様子が
おもに書かれている。 -
「知っていますか、日本の島」
2002年発行、
「知っていますか、日本の島」
(下條正男、照屋健吉、田中弘之、児玉泰子)。
ページ数は140ページほど。
すぐ読み終えられる。
対象となるのは
竹島、尖閣諸島、小笠原諸島、北方領土の4地域の島。 -
「小笠原始末記」(新田次郎)
1977年発行(文庫本は1981年)、
小笠原始末記(新田次郎)。
江戸時代の人物が主人公で、
9編に分かれている。
そのうちの1つが「小笠原始末記」で、
小笠原関連はこれだけである。
主人公は小笠原貞任。
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「母島―風が伝えた物語―」(川波静香)
2020年7月発行、
「母島―風が伝えた物語―」(川波静香)
著者はかつて小笠原在住だった方です。
物語のような、モデルがあっての実話のような、
戦前の母島が舞台の物語。
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硫黄島クロニクル(夏井坂聡子)
2016年発行、
「硫黄島クロニクル」(夏井坂聡子)。
発行所は全国硫黄島島民の会。
硫黄島の歴史、戦前の産業や暮らし、戦争の様子、
島民の声などが、100ページ弱にまとまっている。
イラストや写真も多く挿入されている。
本書は非売品であるが、
村役場サイトにPDFで公開されている。 -
硫黄島(石原俊)
2019年1月発行、
「硫黄島」(石原俊)、サブタイトルは「国策に翻弄された130年」。
硫黄島、読みは「いおうとう」です。
本書は、硫黄島の通史がしっかりまとめられています。 -
「太平洋戦争写真史 硫黄島・玉砕の記録」(編著者・森山康平)
1987年発行、
「太平洋戦争写真史 硫黄島・玉砕の記録」
(編著者・森山康平)。
本書は、タイトルの通り写真集で、
200ページほどの内容である。
写真提供は米国防省・米陸軍省。
米軍側から見た写真であり、
米軍の攻撃・攻勢の記録が載せられている。 -
「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道 」(梯久美子)
2005年発行、
「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」
(梯久美子)。
タイトルにある通り、
栗林忠道中将は硫黄島の戦いの指揮をとった人物。
本書は
硫黄島での栗林忠道氏に焦点を当てた作品。 -
「硫黄島 栗林中将の最期」(梯久美子)
2010年発行、
「硫黄島 栗林中将の最期」(梯久美子)。
内容は栗林中将だけに特化してはいない。
内容は5つのドキュメントよりなる。
そのうち栗林中将に関するのは
〈ドキュメント1〉栗林忠道 その死の真相、1つ。
5つのうち、硫黄島関連が3、父島関連1、
行幸啓関連(硫黄島・小笠原)1となっている。
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「硫黄島に眠る戦没者」(栗原俊雄)
2023年3月発行、
「硫黄島に眠る戦没者 見捨てられた兵士たちの戦後史」
(栗原俊雄)。
本作では
おもに硫黄島の遺骨収容の経緯が述べられている。
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「硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ」(酒井聡平)
2023年7月発行、
「硫黄島上陸 友軍ハ地下ニ在リ」(酒井聡平)。
硫黄島遺骨収集(収容)団にも複数回参加されている。
タイトル「硫黄島上陸」は
まさにその遺骨収集での上陸である。
「友軍ハ地下ニ在リ」というのは、
硫黄島から発信された通信の文言である。
国の責務である(はず)の
硫黄島の遺骨収集を主題とするかなり重いテーマ。 -
「硫黄島に死す」(城山三郎)
「硫黄島に死す」(城山三郎)
表題作の初出は1963年(文藝春秋)。
この作品の主人公は
硫黄島で戦死した西中佐である。
本書は表題作を含む7編からなる。
小笠原にからむものは表題作のみである。 -
「名をこそ惜しめ 硫黄島 魂の記録」(津本陽)
2008年発行、
「名をこそ惜しめ 硫黄島 魂の記録」(津本陽)。
硫黄島の戦いから生還した人たちの証言をもとに、
戦闘前から戦闘終焉までが時系列で書かれています。
なかなか読むのが苦しい本というのが率直な感想。 -
「わが故郷は硫黄島(私家版)」(菊池輝雄)
2016年発行、
「わが故郷は硫黄島・私家版」(記録編集者・菊池輝雄)。
私家版ということで非売品。
元東京都漁連会長・菊池滋夫氏の自伝である。 -
「回想 硫黄島」(堀江芳孝)
2018年発行、
「回想 硫黄島」(堀江芳孝)。
本書は1965年、「闘魂 硫黄島」として発行。
その後、「回想 硫黄島」となった。
著者は
百九師団父島派遣司令部少佐であった人物。
(硫黄島陥落以降は百九師団司令部)
戦時中は父島で任務を遂行。
硫黄島の地上戦は経験はしていない。
参謀の著者による回想と、遺族による回想との、
2部仕立て -
「硫黄島」菊村到
1957年発行、「硫黄島」(菊村到)。
*本書の硫黄島の読みはいおうじま
標題作他、全6編の小説。
「硫黃島」「しかばね衛兵」
「奴隷たち」「きれいな手」
「ある戦いの手記」など。 -
「洞窟の生存者」(菊村到)
1985年発行、「洞窟の生存者」(菊村到)。
太平洋戦争中の戦地で、
兵士の行動を題材とした、10編の小説である。
舞台の戦地は、
硫黄島2、フィリピン3、メレヨン島、ニューギニア、
中支、オーストラリアなど。 -
「硫黄島 IWO JIMA」 (黒川創)
2000年発行、
「硫黄島 IWO-JIMA」(黒川創)
硫黄島が舞台の小説。
戦記本というわけでもなく、
主人公の人間関係と硫黄島のことが絡み合う。 -
「硫黄島決戦」(橋本衛ほか)
2001年発行、
「硫黄島決戦」(橋本衛ほか)。
4編のノンフィクション作品からなる。
すべて現実の話である、
それぞれの編では、
硫黄島での地上戦前や戦中の様子が描かれている。 -
「要塞史」(佐山二郎)
2023年発行、「要塞史」(佐山二郎)。
一次資料をもとに、
海岸要塞を年代順に編纂した資料集である。
小笠原の父島要塞は、大正時代から。
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「訪ねてみよう!日本の戦争遺産」(安島太佳由)
2009年発行、
「訪ねて見よう!日本の戦争遺産」(安島太佳由)。
本書はコンパクトな新書サイズ。
本書では47都道府県ごとに、
オススメの戦争遺産(戦跡)が紹介されている。
小笠原の戦跡も紹介される。 -
「日本の戦跡を見る」(安島太佳由)
2003年発行、
「日本の戦跡を見る」(安島太佳由)。
国内の戦跡をジャンルごとに、
多くの白黒写真とまとめ解説で紹介したもの。
小笠原も
4章「本土決戦に備えて」で紹介されている。 -
「要塞列島」(安島太佳由)
2008年発行、
「要塞列島」(安島太佳由)。
ここでいう「要塞」とは、
広義でとらえて、戦跡全体である。
本書は日本の戦跡写真集である。
ほとんどは写真のキャプションである。
写真は、カラーと白黒が半々ぐらい。
小笠原(父島・母島・硫黄島)の戦跡は、
30ページほど紹介されている。
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「歩いて見た太平洋戦争の島々」(安島太佳由)
2010年発行、
「歩いて見た太平洋戦争の島々」(安島太佳由)。
新書版。
本書は写真集ではない。
文章が主である。
取り上げているのは、いずれも戦場となった島々。
国内の硫黄島からはじまり、
ガダルカナル、ラバウル、ビアク、トラック、
マリアナ、パラオ、フィリピンなど。 -
「夢をみた海賊」(なだいなだ)
1978年6月発行(文庫本は1989年7月)、
「夢をみた海賊」(なだいなだ)。
本書は、
2つの物語が合体した内容となっている。
小笠原がからんでいるのは前半部分。
主人公が、
嶋谷市左衛門に弟子入りし、小笠原を探検する。
その後は日本を飛び出し、
上下区別のない島、リベルタリヤを目指す物語。 -
「猫と海賊」(なだいなだ)
1995年5月発行、
「猫と海賊」(なだいなだ)。
小笠原にはなじみの深い、
嶋谷市左衛門(島谷市左衛門)の物語。
時代は1670年代。
嶋谷が長崎で船を作り、
小笠原探検を成功させるまでが描かれている。
ヒラウトという猫が語り部となっている。
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「さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記」(井伏鱒二)
1986年発行、
「さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記」(井伏鱒二)。
本書には3編がおさめられている。
「さざなみ軍記」・「ジョン万次郎漂流記」・「二つの話」。
「ジョン万次郎漂流記」は中浜万次郎の生涯。
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「新編 鳥島漂着物語」(小林郁)
2018年8月発行、
「新編 鳥島漂着物語」 (小林郁)
江戸時代、
幾度となく鳥島に漂着した人々の足跡を描く。
享保・元文期と天明・寛政期の2部構成。
小笠原と縁のある人・船が何度も登場する。
嶋谷市左衛門、宮本善八船、
中浜万次郎(ジョン万次郎)、玉置半右衛門、明治丸など。 -
返還50周年記念誌
「原色 小笠原の魂
-The Spirit of Ogasawara Islands」2018年6月小笠原村発行
全戸配布・非売品
小笠原クロニクルp78-133分担執筆 -
「島の植物誌」(伊藤秀三)
1994年発行、
「島の植物誌」(伊藤秀三)。
30年以上前の発行ではあるが、
島の植物の生態を考える入門書として、
お勧めできる。
対象は世界の島ではあるが、
小笠原の事例もいくつか紹介される。 -
「孤島の生物たち」(小野幹雄)
1994年発行、
「孤島の生物たち」(小野幹雄)。
本書に出てくる主なフィールドは
ガラパゴスと小笠原。3章が小笠原。
2つのフィールドの動植物をおもな題材として、
海洋島や進化について述べている。 -
「小笠原自然年代記」(清水善和)
1998年発行、
「小笠原自然年代記」(清水善和)。
著者は植物の研究者。
植物を主題材として、
小笠原の進化の特徴を述べている。
著者の研究に基づく記述もかなり含まれる -
「小笠原諸島に学ぶ進化論」(清水善和)
2010年発行、
「小笠原諸島に学ぶ進化論」(清水善和)。
著者は植物の研究者。
植物を主の題材として、
海洋島や小笠原の進化の特徴を述べている。 -
「大陸の誕生」(田村芳彦)
2024年4月発行、
「大陸の誕生」(田村芳彦)。
本書のテーマは「大陸のでき方」。
「大陸はいかにして誕生したか」、
という謎ときに挑む。
4章では、
西之島についての考察となっている。 -
「航路と旅客船の不思議と謎」(風来堂編)
2018年11月発行、
「航路・旅客船の不思議と謎」(風来堂編)。
日本各地の定期旅客航路が
主に取り上げられている。
小笠原航路は、定期船(おがさわら丸他)と、
貨物船・共勝丸の歴史が記載。 -
「地球の歩き方 東京の島々 永久保存版」
2024年発行、
「地球の歩き方 東京の島々 永久保存版」。
東京の島々が網羅されたガイドブック。
もちろん小笠原父島・母島も掲載される。
ガイドブックとはいえ、
多くの島を網羅し400ページを超える分量である。 -
ネイチャーガイドと歩く小笠原
2011-7月
実業之日本社ブルーガイド編集部
48-51ページ、植物・生物のミニ図鑑執筆。
写真数点提供など。
(取材時、千尋岩、戦跡、ナイトツアーをガイド) -
「世界自然遺産 小笠原諸島―自然と歴史文化―」
(東京都立大学小笠原研究委員会編)2021年3月発行、
「世界自然遺産 小笠原諸島―自然と歴史文化―」
(東京都立大学小笠原研究委員会編)
この本は
自然環境と人文社会環境を
総合的に紹介するガイドブック
として企画されたということです。 -
「小笠原諸島 固有植物ガイド」(豊田武司)
2014年発行、
「小笠原諸島 固有植物ガイド」(豊田武司)
内容は、
固有種の解説と写真がメイン。
個人的には、
「固有植物の解説」と「小笠原諸島の植物目録」が
役立っています。
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小笠原の植物
フィールドガイド2002-6-1初版 出版社・風土社
著者・小笠原野生生物研究会 1050円
ISBN4-938894-59-9
小笠原で一般的に見られる植物を、
人里・海岸・山地に分けて、
またシダや希少種なども紹介している。
説明は簡潔にし、写真をなるべ多く取り入れた。
吉井信秋は山地について執筆担当。
コンパクトサイズで、携帯にも便利。
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小笠原ハンドブック
2004-9-30初版 株式会社南方新社
編著者 ダニエル・ロング 稲葉慎 1575円
ISBN4-86124-015-8
歴史・文化と陸と海の生物のハンドブック。
吉井信秋は植物編を分担執筆。 -
小笠原植物図譜
1981初版 アボック社 編者・豊田武司
増補改訂版 10000円
小笠原の植物の事典であり、
バイブル的存在となっています。
自生の樹木・草本はほぼ網羅。
シダも主要なものは網羅。
吉井信秋は一点だけ写真提供。 -
平成17年度
小笠原諸島の自立的発展に向けた
歴史・文化探訪観光基礎調査
報告書 (非売品)2006-3 国土交通省
受託 財団法人 日本交通公社
小笠原の歴史・文化を観光に生かすための
調査報告書。
資料編で歴史・文化を総括している。
吉井信秋は歴史文化資料編の約半分を執筆。 -
小笠原村戦跡調査報告書
(非売品)平成14年3月 小笠原村教育委員会
父島と母島に残る主要な戦跡の調査報告書。
吉井信秋は現地調査員として調査に協力。 -
小笠原 島かるた
~ボニンのたからもの~
(現在非売品)2006-7-1初版発行
小笠原村商工会内 島かるた制作委員会
小笠原の歴史・文化・自然を、
46のたからものとして織り交ぜた島かるた。
読み札は公募による。
吉井信秋は制作委員長および
読む札・解説文作者の一員。 -
「 Summertime Blue 長澤まさみ写真集」
2003年発行、
「 Summertime Blue 長澤まさみ写真集」
長澤さんが16歳のころ。
ほとんどが父島で撮影された写真集。
分担執筆は下記へ